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FXスワップ運用で第一に行うことは、ロスカットレートを決めることです。
ロスカットレートとは、『このレートになれば、ロスカットされてしまう』というレートのこと。
ロスカットレートを想定するには、
まず、過去レートを調べる必要があります。
過去レートの調べ方
◇どれくらいの過去まで調べるべきか?
過去レートといってもどれくらいの過去まで遡って調べる必要があるのでしょうか。
一般的には、過去5年間といわれています。
しかし、サブプライム問題後の大荒れ相場を見ると、過去10年ぐらいは調べる必要があるようです。
もっと昔を調べたいと考える人もいるでしょうが、1992年以前のデータは入手が困難です。
◇データの入手先は?
それは、自分で口座を開いたFX業者のチャートを活用すればいいでしょう。
それ以外の方法としては、
インフォシークマネー為替(http://money.www.infoseek.co.jp/MnForex/)
がおすすめでしたが、サービスを止めてしまいました。
口座を開設して、じっくり調べる方がいいかもしれません。
◇何を調べるのか?
過去レートから、調べたいことは、その期間の史上最安値です。
例えば、過去10年間を調べるとします。
しかし、それ以前に、もっと安いレートがあったかもしれません。
(主要国通貨ペアでは、過去10年間の安値が史上最安値ですが…)
もし、そうであったとしても問題ありません。20,30年以上前と現在では、経済状況が激変しているので、大昔のレートはほとんど参考になりません。
相場には周期(サイクル)があると指摘されています。
米ドル円で8年周期が見られるそうです。
他の通貨ペアも、ある程度の周期性が観察されています。
史上最安値(1) ⇒ 最高値 ⇒ 最安値(2) ⇒ 最高値 …
という「波のうねり」のような、チャートになっています。
史上最安値から、次の史上最安値までには、数年以上の期間を要します。
最安値(2)は、史上最安値(1)を下回るのかどうか、これは分かりません。
投資家の心理から推察すると、史上最安値を割り込むことは難しいといわれています。
そこで、これに近づく規模の最安値になることを見込んでおかなくてはなりません。
ですから、まず、史上最安値を把握しておく必要があるのです。
周期性があることを前提にすれば、3~5年は円安、2~3年は円高と考えることができます。
円安の期間では、史上最安値をロスカットレートと想定しておくことに意味はあるでしょう。
もう一つは「下落率」を調べる
価格変動率(ボラティリティ)をもとに、ロスカットレートを想定するスワップ派もいます。
価格変動率(ボラティリティ)は、統計学の用語では「標準偏差」と呼ばれています。
ある期間(検証期間)のレート(1日の終値)を集めて、面倒くさい計算式で統計処理したものです。
この価格変動率(ボラティリティ)は、一般の投資家には手に入りにくい情報であり、自分で計算できる人も少ないです。
参考までに言うと、セントラル短資FXでは検証期間は短いですが、この情報を提供しています。
ちなみに、計算方法等は、次の本に詳しく書いてあります。
『ローリスクで年20%の複利運用! 初心者でもできるFXスワップ運用
』
私自身は、このボラティリティというデータも利用しています。
ただ、このデータを知るまでは、過去レートを調べることで似たデートを入手できていました。
それは、下落率を調べることです。
まず、大きく下落した時の下落幅を調べるのです。
例えば、豪ドル円
前々回 周期(サイクル)の下落相場
1997年5月 100.05(最高値) 2000年10月 55.52(最安値)
当周期下落率 44.50%
前回 周期(サイクル)の下落相場
2007年11月 107.79(最高値) 2008年10月 54.96(最安値)
当周期下落率 49.01%
ちなみに、検証期間2007年11月~2008年10月の価格変動率(ボラティリティ)は、22.58%です。
ボラティリティで下落率を考える時は、「2倍」します。
22.58%×2=45.16%。
ということで、似たようなデータになります。
さて、この下落率を、ロスカットレートの想定に、次のように利用します。
豪ドル円の場合、49.01%も下落する可能性があると想定します。
例えば、ポジションを建てたいと考えている時のレートが、1豪ドル=90円としましょう。
90円×49.01%=44.10円
1豪ドル=44.10円まで下落する可能性がある、と想定します。
おおまかにいって、約半分になる可能性が考えられるわけです。
ですから、レバレッジは2倍(もしくは3倍)と指摘されているのです。
ロスカットレートの想定は、『史上最安値』と『下落率』を参考にして、投資家自身が決定します。
リスク許容度が、個人個人異なるので、「相場が下落して評価損が増えても、自分なら耐えられる」というところにしなくてはなりません。
さて、ロスカットレートを想定できたら、次は「自分のポジションのロスカット計算」ができなくてなりません。
ロスカットレートをもとに、運用資金と取引量を決めるために必要だからです。
次のページは、『3-ロスカット計算』についてお話します。
◇ スワップ運用のやり方 (もくじ) ◇
1-基本
2-ロスカットレートの想定
次⇒ 3-ロスカット計算
4-簡単に速く覚える方法
5-簡単に速く覚える方法(2)
6-タダでスワップ運用する
7-長期投資の狙いと問題点
8-FX複利運用
9-億万長者になるには
10-資産運用とFX
11-低リスクにする方法
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