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スワップ運用で得た利益(スワップ金利益)を、複利運用する方法の説明をします。
複利運用での増え方をイメージしてみましょう。
100万円が2倍(200万円)になるには、
年率10%(単利) 10年
年率10%(複利) 約 7年
4倍(400万円)になるには
年率10%(単利) 30年
年率10%(複利) 14年強
8倍(800万円)になるには
年率10%(単利) 70年
年率10%(複利) 21年強
16倍(1600万円)になるには
年率10%(単利) 150年
年率10%(複利) 29年弱
単利では、30年かかって、400万円に増やすことができます。
複利なら、29年程度で、1600万円に増やすことができます。
FXでの複利運用のやり方
複利運用とは、金利益を元本に加えて、運用していくこと。
例えば、100万円(元本)の金利で10万円受け取れたら、それを加えた110万円で更に運用を続けていくことです。
これをFXでやるには、
受け取ったスワップ金利で新たなポジションを建てていく必要があります。
新規ポジションを建てない場合、単利運用と同じです。
新たなポジションを建てられるだけのスワップ金利が貯まるまで待ちます。
たとえば、1日800円のスワップ金利なら、1ヵ月24000円。10ヵ月で24万円。24万円くらいあれば新しいポジションを建てられるかもしれません。10ヵ月でも20カ月でも必要な金額になるまで待ちましょう。
FX業者によっては、
1000通貨単位で取引できるところがあります(外為どっとコムなど)。
その場合は、1ヵ月で貯まる2万4000円でも、新たなポジションを建てられるかもしれません。
運用資金が少ない時は、1000通貨単位で複利運用する方が、運用率が上がります。
どれくらい貯まったら、新しいポジションを建てられるか、というのは、通貨ペアによっても、投資家によっても、違ってきます。
例えば、豪ドル円で取引しているとしましょう。
1豪ドル=55円をロスカットレートとして運用すると決めてある場合、相場によって必要な運用資金が変化します。1豪ドル=75円の時なら、1万通貨建てるのに20万円。1豪ドル=95円の時なら、40万円必要ということになります。
他の例も挙げてみましょう。
ある投資家は、次のようなルールを決めて運用しているとしましょう。
・ある程度の円高(1豪ドル=85円以下)でしか、買わない
・25万円で1万通貨買っていく
この場合、1豪ドル=65円であろうと、70円、80円であろうと、常に25万円で1万通貨のペースで運用していきます。
投資家によって、スワップ運用は様々なのです。
ですので、スワップ金利益がいくら貯まったら、ポジションを建てるのか、自分で考えておかなくてはなりません。
ポイント!
◇貯まったスワップ金利益で新規ポジションを建てていく
◇新規ポジションを建てるルールを自分で決めておく |
複利運用の問題点は?
単利の利点は
『ロスカットされにくくなる』ことにあります。
複利では
この効果が無くなります。
例えば、次のようにスワップ運用するとします。
・運用資金100万円
・年利20%(複利)
・1万通貨/20万円 (20万円で1万通貨買うという意味)
100万円を入金し、すぐに5万通貨買います。
1年たつと、スワップ金利が20万円(年率20%)になります。
その20万円で新規ポジションを建てます。
そうやって、複利運用していくと、下表のようになります。
| 年(1~12月) |
2010年 |
2011年 |
2012年 |
2013年 |
2014年 |
2015年 |
運用資金(1月初日)
単位:万円 |
100 |
120 |
144 |
172.8 |
207.36 |
248.832 |
取引量(1月初日)
単位:万通貨 |
5 |
6 |
7 |
8 |
10 |
12 |
年間スワップ金利益
(12月末日)
単位:万円 |
20 |
24 |
28.8 |
34.56 |
41.472 |
49.7664 |
合計資産(12月末日)
単位:万円 |
120 |
144 |
172.8 |
207.36 |
248.832 |
298.5984 |
1万通貨当たりの
ロスカット条件
(総取引額の2%)
(平均保有レート
は奇跡的に同じ
100円と仮定する)
単位:万円 |
2 |
2 |
2 |
2 |
2 |
2 |
何円下がりで
ロスカットになるか |
18円 |
18円 |
18.57円 |
19.6円 |
18.73円 |
18.73円 |
2010年1月~2015年12月まで運用すると、ポジション数(取引量)は12万通貨になっています。取引量は増えても、1万通貨当たりのロスカット条件に変化はありません。
平均保有レートが毎年同じと仮定しているからです。
また、1万通貨/20万円で運用していますから、
「何円下がりでロスカットになるか」も同じようになります。
レートが約20円下がるとロスカットという条件に変化がないからです。
何年運用しようと、複利運用している時は、当初のロスカット条件でロスカットになるのです。
複利運用すると、ロスカットされにくくなることはありませんが、
損しにくくなる、という利点があるのです。
●複利の効果で、損しにくくなる
保有平均レートより15円低い相場になったとします。
この時、決済すると、どうなるでしょうか。
例えば、
2010年の1年間だけスワップ複利運用した時に決済
5万(通貨)×-15円=-75万円
120万円-75万円=残りの資産45万円(元本割れ -55万円)
2015年まで6年間スワップ複利運用した時に決済
12万(通貨)×-15円=-180万円
298.5984万円-180万円=残りの資産118.5984万円(+18.5984万円)
2019年まで10年間スワップ複利運用した時に決済
30万(通貨)×-15円=-450万円
619.17362万円-450万円=残りの資産169.17362万円(+69.17362万円)
複利運用は、長ければ長いほど、利益を確保しやすくなります。
「決済したい時に、レートが下がっていたら、損する(元本割れ)のではないか」と心配している初心者もいます。
が、長期間、複利運用ができていれば、心配いりません。ちゃんと利益がでるようになっているのです。
もっと単純な例で説明すると
レバレッジ2倍で100万円を複利運用している、とします。
やがて、元本と同じだけの利益が貯まったとしましょう。
この時、ロスカットにならないぎりぎりまで(相場が約50%)下落したとします。
元本と同じ利益がありますから、元本割れの心配はありません。
そうして、さらに複利運用を続け、更に元本分の利益が出たとしましょう。
相場は相変わらず、あなたの保有レートの50%程度です。
この時、あなたの資産は、100万円+100万円+100万円=300万円。
評価損は300万円の約半分で、150万円弱になっているでしょう。
それでも、150万円強の資産を持っていることになります。元本は100万円ですから、50万円の利益は確保されているということです。
これはもっとも最悪な状況をシミュレートしているのです。それでもしっかり利益が出ているのです。
ただし、ロスカットされてしまうと
残りの資産は、『ロスカット条件(総取引金額×4%)』の金額しか残りません。
これは、複利、単利に関係なく、そうなります。
複利で30年、40年運用しても同じです。運用時間の長さも、運用率も関係ありません。
なので、ロスカットだけは避けなくてはならないのです。
ポイント!
◇長期間、複利運用した場合、為替差損(評価損)以上の利益が出る
◇ロスカットすると複利効果も関係なく、元本の90%以上を失う
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次ページ「9-億万長者になるには」では、スワップ複利運用を効果的に活用する方法を考えてみましょう。
◇ スワップ運用のやり方 ◇
1-基本
2-ロスカットレートの想定
3-ロスカット計算
4-簡単に速く覚える方法
5-簡単に速く覚える方法(2)
6-タダでスワップ運用する
7-長期投資の狙いと問題点
8-FX複利運用
次⇒ 9-億万長者になるには
10-資産運用とFX
11-低リスクにする方法
別サイト:複利運用|FX業者口座一覧
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